北区NPO・ボランティアぷらざ
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現在地:ホーム発行物過去のぷらざ通信2015年9月号>KiVoぴっくあっぷ(2015年9月)

KiVoぴっくあっぷ
  ☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
  指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。

「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、「北区学び場Let’s Study」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。

北区学び場Let’s Study

 

◆北区学び場Let’s Studyとは

member 北区学び場Let’s Studyは、日本語を母語としない子どもたちの学習支援をする団体です。「日本語を母語としない」と書いたのは、日本語を学ぶ子どもたちは、必ずしも外国人とは限らず、最近は国際結婚の子どもたちで、日本国籍の子どもたちもけっこういるためです。

◆北区学び場Let’s Studyの活動

 毎週日曜日午前10時〜12時に北とぴあ4階北区NPO・ボランティアぷらざで活動を行っています。
 学習者は、中学校2・3年生で、毎週10名くらい参加しています。ほとんどが区内各中学校に在籍する中国とフィリピン出身の子どもたちです。来日1年から3年で、今も週に1、2回北区立稲付中学校日本語適応指導教室に通って日本語を勉強中です。
 学習支援スタッフは、近隣地域の人たちを中心に、北区とその周辺の大学生・高校生、そしてその知り合いや情報を得て集まった人たちです。

◆やさしい日本語で教科を勉強しています

class この教室では日本語を勉強する子どももいますが、ほとんどは教科の勉強をしています。というのも、中学校の授業は日本語で行うため、彼らは先生の説明の日本語がよくわからず、勉強までわけがわからなくなってしまうのです。特に英語や数学は積み上げですから、わからなさがいつのまにか山のように積みあがってしまいます。
 でも、母国にいたときには普通の小中学生だったわけですから、個別に丁寧に、やさしい日本語で、図や絵やスマホの画像を駆使して、わかったかどうか確認しながらゆっくり進めていけば、「なんだそういうことだったのか」となるわけです。子どもたちはほっと安心して、笑顔になります。
 宿題も持ってきます。教室でスピーチするための原稿作成も持ってきます。修学旅行の事前学習も持ってきます。そして定期考査の前になると、「テスト範囲表」を持ってきて、一緒にワークブックを進めます。
 長らく学校のお勉強と離れていた大人にとっては、中学校の教科を教えることは正直大変ですが、その分は大学生が活躍してくれます。子どもたちにとっては、親しみのもてるお兄さんお姉さんであるばかりでなく、中学生たちとの関わり合いは、大学生たちにもとてもよい刺激になっていると感じます。自分がわかることと教えることとは違うこと、言葉に寄りかからないでわかりやすく教えることなど、初めはとまどっているのですが、場数を踏んでどんどん教え上手になっていきます。

◆これからの北区学び場Let’s Study

 北区学び場Let’s Studyは2015年3月に活動を開始したばかりの団体です。高校受験が迫る中学校3年生から優先的に参加を呼びかけてきましたが、今のところ、高校生や中学校1年生、小学校5・6年生にはまだ声をかけることができずにいます。
 どうしても学習は個別に支援することが必要なため、ボランティアスタッフを増やせたら、もっと多くの子どもたちを呼ぶことができます。それに教科指導で頼りの大学生は、すぐに就活の時期が来て、長く活動に携わってもらうことができません。北区在住で、中学生の教科指導ができる方がたくさん来てくださることを願っています。
 今年の夏休みは、宿題応援教室を平日にも実施しましたが、学習以外にも活動を広げたいと思っています。たとえば、書き初め教室、お弁当の作り方教室など。また地域の盆踊りやお花見にも参加したいと思っています。そして、末永く地域でこうした子どもたちの成長を見守り、彼らが北区のよき住民に育ってくれることを願っています。

北区学び場Let’s Studyスタッフ 
元北区立稲付中学校日本語適応指導教室教員  小川郁子 

北区学び場Let’s Study


(1)団体立ち上げの時期・きっかけ
 2014年に北区NPO・ボランティアぷらざが開催した講座「外国につながる子どもの学習支援・居場所づくりを考える」がきっかけ。日本語を母語としない子どもたちの、学習・進学への困難な状況に少しでも手助けをという思いから設立。

(2)活動目的
 北区の日本語を母語としない小中高生を対象とした宿題・教科学習支援、居場所づくり、生徒たちの進学進路支援を行い、彼らが日本社会にでていくための手助けを行う。

(3)活動状況
 毎週日曜日午前10時〜12時、北とぴあ4階北区NPO・ボランティアぷらざに於いて学習支援。
 随時、特別教室を開催予定。

(4)会員数
 日本語教室を長年運営している経験者や区立中学日本語学級の元教員などが中心メンバーとなり、地域住民、北区とその周辺の大学、高校からのボランティア学生が多数参加。  

(5)会の運営
 毎回教室終了後必ず、ボランティア同士の話し合いを行い意思疎通を図る。適宜役員会を開催。
学習に参加する生徒から毎月500円を徴収(教室に参加することの意識付けの意味合いから)。

(6)活動を通して得る(得た)もの
 子どもたちと共に学び、共に考えていくことで、子どもたちを取り巻く環境への理解が深まる。と同時に多くの若いボランティアとの交流など、人のつながりの大切さを実感。

(7)近日中の参加可能な活動
 毎週日曜日午前10時〜12時、北区NPO・ボランティアぷらざで教室を開催しています。
 ご連絡の上お越しください。ガイダンス後、支援のアシスタントを体験していただきます。

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 外国人に日本語を教えたことのある人や大学生はもちろんのこと、何も経験がなくても子どもたちの笑顔を見たいという気持ちのある方ならどなたでも大歓迎です。

(9)連絡先
 <e-mail> [email protected]
 <TEL> 080-5023-4055 (枝澤)


この団体も登録しています。

ボランティア情報が探せる!
みにきたWeb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net
ぷらざで登録を受け付けています。

※この記事について写真を多数使用した壁新聞『ぷらざNews』をぷらざサロンコーナーに掲示します。ぜひご覧になってください!

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2015年8月29日更新版

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