現在地:ホーム>発行物>過去のぷらざ通信>2018年11月号>KiVoぴっくあっぷ(2018年11月)
KiVoぴっくあっぷ
☆「KiVo(きーぼ)」とは☆
指定管理者として「北区NPO・ボランティアぷらざ」を運営している「NPO法人東京都北区市民活動推進機構」の愛称です。
「わくわくドキドキ市民活動」は、『みにきたWeb(北区市民活動情報サイト)』登録団体を広くご紹介するページです。
今月は、「NPO法人 フリースクール全国ネットワーク」のメンバーの方に団体紹介をしていただきます。NPO法人 フリースクール全国ネットワーク
◆「フリースクール」ってなに?
「フリースクール全国ネットワーク」は、全国のフリースクール等の団体が集まってできたネットワーク団体です。フリースクールは法律などで決められた言葉(場所)ではないのでその活動内容やアピールの仕方もさまざま。フリースペースや不登校の子どもの居場所等の名前で活動している団体や、ホームエデュケーションといって、どこかに通うのではなく家庭中心に行っていくことを応援する活動もあります。
活動の中身や名前もさまざまなので一見まとまりのないネットワークに見えますが、共通して大事にしているのは「自由であること」。これはただ単に決まり、規則が緩やかだということではなく、“自らに由る(みずからによる)”、つまり自分で考え、決めていくことを大切にしています。日々のプログラムやその場でのルールもその場に通ってくるメンバー(生徒とは呼びません)とスタッフ(これも先生とは呼びません)が一緒になってミーティングを行い、つくっていくことが大半です。
自分は何をしたいのか、そのためにはどんな準備や協力が必要なのか、そして、自分だけでなくみんなが納得するにはどうしたら良いか、そんなことを互いに考えていくことが大切な学びになると考えています。◆「全国ネットワーク」の活動
私たちは、子どもたちが安心して学校以外の場所で学び・育つことのできる社会をつくることを目的とし、そのための情報発信や相談の受付、そしてフリースクール等の活動の質の向上にも取り組んでいます。誰でも始めることができ、活動の内容も自由なのがフリースクールの良さですが、体罰などはもってのほか、通ってくる子どもたちの人権が守られることは最低条件です。また、子どもも親も「このまま(不登校)ではダメだ、どうにかしたい」という気持ちではなく、ありのままの自分を認め、やりたいことに挑戦できる機会や仲間を見つけるために活用できる場が増えてほしいとも考えています。そのための研修や、お互いの活動から学ぶ実践交流。そして近年ではフリースクールの「相互評価」の仕組みづくりにも取り組んでいます。
私たちが毎年秋と冬に開催しているフリースクールフェスティバルは、フリースクール同士の合同文化祭、音楽祭で、今年度は11月23日(祝・金)と1月26日(土)に開催します。フリースクールの現役メンバーが企画準備から当日の運営まで行っており、現在、準備を進めています。◆ともに社会を変えていく
不登校には「二重の苦しみ」があるといわれています。すなわち、学校生活での苦しみ、そして学校に行けないことによる将来への不安や自己否定感です。そしてその不安や自己否定感が悲しい事件につながってきました。
学校に行かなくても安心して学び、育ち、生きていける道をつくり、その「もう一つの道」の存在を今悩んでいる子ども本人や家族に伝え、そして「地域」の皆様にも、不登校の子どもたちは決して特別な存在ではなく、ごく普通の子どもたちだということを知ってもらう。そんな活動を通じて、私たちは不登校の子どもだけでなく、多様な個性を持つすべての子どもたちが安心して暮らせる世の中をつくりたいと考えています。
まずはほんの少し興味をもっていただくところから、世の中を変える力を少しずつ出し合ってもらえたら嬉しく思います。NPO法人 フリースクール全国ネットワーク
事務局長 松島 裕之
NPO法人 フリースクール全国ネットワーク(1)設立
2000年に日本で開催されたフリースクール等の世界大会「IDEC(International Democratic Education Conference)」を機に、実行委員会を担当したフリースクールやそこに通う若者たちが中心となり、「IDEC」をきっかけに生まれたつながりを継続的にしようと、2001年に団体設立(2)活動目的
不登校などの理由で学校以外の場所で学び・育つ子どもたち、学校に行ってはいるが辛い思いをしている子どもたちの、安心して学ぶ権利、育つ権利、休む権利を保障するため、啓発活動や政策提言事業、交流事業などを実施(3)活動状況
日本フリースクール大会、フリースクールスタッフ養成連続講座、フリースクールフェスティバルを毎年開催。その他、各地のフリースクール等と連携したイベント、電話相談なども実施(4)会員数
正会員54団体 ※個人の方も支援会員として活動参加可です。(5)会の運営
・定期総会 年1回、理事会 年3〜6回、事務局会議 毎月1回
・年会費 12,000円(個人の支援会費は年間3,000円から、メルマガの購読は無料)(6)活動を通して得る(得た)もの
全国のフリースクール等の関係者との交流。不登校をはじめ、男女共同参画や貧困、国籍、障害など、人(人権)に関するさまざまな学び(7)近日中の参加可能な活動
・フリースクールスタッフ養成連続講座-オンライン版(開講中、参加費10,000円)
・フリースクールフェスティバル2018(参加無料)(8)PR
イベント運営・チラシ発送等、単発ボランティア募集中です。(9)連絡先
<TEL> 03-5924-0525 (事務局:平日午前9時30分〜午後6時)
<HP> http://freeschoolnetwork.jp/
<E-mail> [email protected]
この団体も登録しています。
ボランティア情報が探せる!
みにきたWeb
北区市民活動情報サイト
http://minikita.genki365.net
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2018年10月28日更新版 |
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